四十九日前までは「御霊前」、四十九日以後は「御佛前」です。
ただし、真宗大谷派・浄土真宗本願寺派は四十九日前でも「御佛前」になります。

水引は「結び切り」を使用します。（ほどけない=繰り返さない。を意味します。）

香典額が五千円までは水引が印刷されているシンプルな不祝儀袋を。一万円以上の場合は実際に水引がかかっている不祝儀袋を選びましょう。

神式では「御玉串料」になります。「御霊前」は宗教を問わず広く使用できる表書きなため、神式に使用しても問題はありません。

蓮の花が描かれているものは仏式、百合の花が描かれているものはキリスト教式のため使用しません。水引は、黄白か双銀、双白を用います。

キリスト教には主に「カトリック」と「プロテスタント」の２つの教派が存在しますが、いずれの教派でも「御花料」といいます。※カトリックでは「御霊前」でも可

百合の花や十字架が描かれたもの、または白無地のものを使用します。水引は必要ありません。

連名で包むのが３人までであれば、表面に全員の氏名を書きます。連名が３人以上の場合は別紙を中袋に入れます。

香典を包む際は、お札の肖像画が印刷されている側を裏側にし、肖像画が下になるようにしてから香典の中袋に収納します。

不祝儀では新札を使用しません。新札は、前もって準備しないと手に入りにくいため、香典に新札を入れると「死ぬことを予期していた」という意味になってしまいます。そのため、「急な訃報を受けて慌てて準備した」という意味になるよう、折り目のついたお札を入れるようにします。手元に新札しかなかった場合は、わざと折り目をつけます。

仏式の場合は「御布施」。※真宗大谷派、浄土真宗本願寺派は「御法礼」。
神式の場合は「御榊料」または「御祭祀料」。
キリスト教式の場合は「御礼」と書きます。
封筒は白無地封筒または不祝儀袋を使用します。お札は封筒の表とお札の表を合わせて収めます。

これらは宗旨、宗派に関わらず地域性が強く影響しているため、宗教者よりご指導がある場合はそれに従ってください。