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葬儀・法要・仏事 Q&A

よくある質問を集めました。クリックで答えが表示されます。

【葬儀について】

Q. 遠い親戚が亡くなったようですが、通夜や葬儀の連絡がなく、新聞のお悔やみ欄にも掲載がありませんでした。こういった場合、弔問に伺ってもよいものか迷っていますが、どうしたら良いでしょうか?
A. 最近では身内だけの家族葬もございます。弔問を辞退されていることも考えられますので葬儀後落ち着いた頃(2~3週間後)に香典または供物を贈ってはいかがでしょうか。ただし、事前に「弔問または送っても良いか」を尋ね了承を得てからにしましょう。
Q. 葬儀後、ご寺院様にお布施の金額を伺ったところ「お気持ちで」と言われました。いくら包めば良いのかわかりません。
A. お布施の金額は寺院様ごとに異なります。そのため、「誠に失礼かとは存じますが、初めてのことで分からず、皆様がおいくら位お包みされているのか、ご参考までにお教えいただけますと幸いです」とお尋ねになってみてはいかがでしょうか。
Q. 香典において偶数は避けるべきだと聞きましたが、2万円は不適切なのでしょうか?
A. 「割り切れる数字(縁が切れる)」「(不運が)重なる」などの忌み言葉を連想させるため「2」はあまり好まれません。もし2万円を包む場合は、偶数を避けるために1万円1枚と5千円札2枚で計3枚の組み合わせにするといいでしょう。
Q. 弔事をお願いした方への御礼はどうすればよいでしょうか?
A. 金銭よりも、お菓子などの食べ物をお返しする方が一般的なようです。掛け紙は不祝儀用のもので、「御礼」や「志」と記載します。名前は姓を記載します。なお、弔電には御礼は必要ありません。
Q. 弔電は誰の宛名にし、いつまでに届けなければならないでしょうか?
A. 宛名は喪主様のお名前にします。不明な場合は「故〇〇様ご遺族様」と記載します。弔電はご自宅または葬儀会場宛てに送りますが、通夜室を利用する方が多いため、葬儀会場宛てが良いでしょう。また、午前中にご葬儀が行われることも考慮し、遅くとも当日の朝までには届くように手配しましょう。
Q. 兄の葬儀に供花を出す場合、妹である自分の名前ではなく主人の名前にすべきでしょうか?
A. 妹である自分の名前で出すのが一般的です。しかし、「家で出す」という考えは昔から根強く残っています。地域性やそれぞれの考えによるものと言えます。
 

【葬儀後について】

Q. 友引の日に法要を行っても良いのでしょうか?
A. 特に問題ありません。火葬や葬儀は「友人や知人を道連れにする」と連想されるため避けることが一般的ですが、法要(四十九日、一周忌など)は故人の冥福を祈る儀式であり、葬儀とは異なるため、友引の日に行っても差し支えありません。
 
Q. 位牌はいつまで作ればいいのでしょうか?
A. 本位牌(塗りの位牌)は四十九日法要までに準備するのが一般的です。葬儀で使用した白木の位牌は仮位牌であり、四十九日法要の際に寺院に納めます。本位牌は開眼供養(魂入れ)を経て、自宅の仏壇に安置します。ただし、浄土真宗では位牌ではなく、かわりに過去帳や法名軸を用意します。
 
Q. 故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「新盆」というと聞きました。お盆直前に亡くなった場合、新盆はいつになりますか?
A. 一般的に、新盆は四十九日法要が終わってから初めて迎えるお盆を指します。そのため、四十九日法要がまだ済んでいない場合は、翌年のお盆が新盆になります。新盆は通常のお盆よりも特別な意味を持ち、故人を手厚く供養する大切な機会とされています。
 
Q. 葬儀の際に神棚に半紙が貼られていましたが、これはなぜでしょうか?また、いつ外せばよいのでしょうか?
A. ご葬儀の際に神棚に半紙を貼るのは「神棚封じ」といい、死を穢れとする神道の考えから、神聖な神棚を守るためです。半紙で神棚を覆い、神様に目隠しをすることで、忌中の間は神棚へのお参りやお供えを中断し、神様を穢れから守るという意味があります。神道では五十日祭、仏教では四十九日が過ぎれば外して頂いて結構です。
 
Q. 12月の葬式だったため喪中はがきが間に合いません。どうしたらいいでしょうか?
A. 「寒中見舞い」として、故人が亡くなったことをお知らせする方法があります。寒中見舞いは、松の内を過ぎた1月8日から立春(2月4日頃)までに送るのが目安です。年賀状をいただいた方には、お礼の一言を添えると丁寧です。
 
Q. 喪中の方に結婚式の招待状を出しても良いものでしょうか?
A. 一般的には喪中期間中、お祝い事は避けるとされていますが、最近では喪中の方にも結婚式の招待状を送ることが許容されることが増えています。ただし、突然招待状を送るのではなく、事前に電話や手紙で以下のように伝えると良いでしょう。 「ご喪中のところ恐縮ですが、ぜひご参列いただきたく思っております。ご無理のない範囲でご検討いただければ幸いです。」 このように、相手の判断を尊重する姿勢が大切です。